ポール・グレアムが描く「医療スタートアップの未来」

あなたは、ポール・グレアムをご存知ですか?アメリカの起業家であり、スタートアップのシードファンディングを提供する著名な「Y Combinator」を創設した投資家でもあります。

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ポール・グレアム(Paul Graham)

彼は非常に優れた洞察でITやスタートアップについての考えを示すのですが、彼が医療スタートアップについて語ったことがありますので、下記にご紹介します。

「継続的な医療自動診断について」

スタートアップのアイデアを生成するために私が使う方法の1つは、未来の世代から自分たちを遡って眺めたところを想像すること。50年か100年先の人々からしたら、我々の時代の人間が心臓病や癌のような病気を症状が現れるまで待っているというのは信じられないだろう。

たとえば2004年にビル・クリントンは息切れを感じ、医者が調べて動脈のいくつかが90%以上塞がっているのが見つかり、3日後に大きなバイパス手術が行われた。ビル・クリントンが最高の医療を受けていると仮定するのは当然だ。しかし、動脈が90%以上塞がるまで90%という数字を知らずにいた。将来、こういった事はなくなる。症状が現れて癌と診断されるまで、患者が待つことはありえない。癌は即座に見つかるようになる。

継続的診断に対する障害は、医療業界に逆らっている、ということ。医療というのはいつも、患者が問題を抱えて医者に相談し、医者が問題を見つける、という事。

スタートアップが直面する技術的な問題に加え、医療系スタートアップがみんな直面する官僚主義の問題があり、何千年にも渡る医療の伝統に逆らうことになる。しかし、それはいずれ起きる素晴らしいことだ。あまりに素晴らしく、未来の人々は現在の私たち私たちが麻酔や抗生物質以前の世代を哀れむのと同じように、哀れんでいるだろう。

現代の医療は、変革の過渡期にあるでしょう。未来の理想的な視点から逆算する彼の視点を持つことが、「医療スタートアップの未来」をつくるヒントになることでしょう。

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