在宅医療が解決する日本の医療問題について

在宅医療とは在宅で行う医療のことです。外来・入院についで第三の医療として期待されています。日本では65歳以上の高齢者数は2025年には3,657万人となり、「病人数が医療機関が対応できる限界数を超える問題」が近い将来発生します。在宅医療の環境が整備することで、今後の超高齢化社会で発生する問題を解決する一つの手段になりえるでしょう。

厚生労働省が在宅医療提供体制を整備するための施策をまとめた資料がありますので、下記にご紹介します。


▲在宅医療・介護の推進について

医療を受ける方法が、これまでの外来・入院から在宅医療へと変化することは間違いないでしょう。今後増加し続ける日本の超高齢化社会の病人を、医療機関・医療従事者という限られたリソースを使って、これまで通りの方法で対応することは不可能です。在宅医療というスタイルと、ITC・Webサービスなどを組み合わせた効率的・効果的なソリューションを生み出すことが求められています。

日本の「三師会」とは

「三師会」という言葉を聞いたことはありますか?「三師会」とは、「日本医師会」「日本歯科医師会」「日本薬剤師会」の3つの団体のことです。それぞれの団体について、下記に紹介します。

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▲日本医師会
・会員数:約165,000人。全医師の約6割強。
http://www.med.or.jp/

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▲日本歯科医師会
・会員数:約65,000人
http://www.jda.or.jp/

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▲日本薬剤師会
・会員数:約97,000人
http://www.nichiyaku.or.jp/kokumin.php

それぞれ、お医者さん・歯医者さん・薬剤師さんの団体ですが、市民のための情報も発信しています。一般市民は、なかなかこれらの団体への認知・関心がないと思いますが、市民とこれらの団体が上手く繋がることができれば、必要とする医療情報の格差が埋まってくるのではないでしょうか。

日本医師会の組織構成について

医師の組織について考える中で「医師会」について少し調べてみました。日本医師会の組織図が非常に分かりやすいです。

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・日本医師会:世界85カ国の医師会で組織された「世界医師会」に認められた日本で唯一の医師個人資格で加入する団体
・都道府県医師会:全国47都道府県の医師会の会員をもって組織する団体
・郡市区医師会:全国約920地域の医師会の会員をもって組織する団体

上記のように、地域毎に組織化されています。例えば東京都医師会のWebページを見ると、都民にとっても非常に有益な地域の医療情報も発信しています。医師にとって、それぞれの医師会のどのような「価値」があるか、非常に興味深いので今後また調べたいと思います。

 

自分の生活習慣を把握できるリストバンド型アプリ「UP」

UPはリストバンド型アプリです。北米を中心に海外で人気を集め、2013年4月についに日本でも発売されました。特長としては、運動データ(歩数/距離/消費カロリー/運動時間)、睡眠、食事といった日々の生活データを記録し、そのデータを分析してユーザが快適なライフスタイル実現の手伝いをしてくれます。UPの概要紹介は下記です。

UPは、包括的なアプローチで健康的なライフスタイルを実現するシステムです。リストバンドが運動や睡眠の活動をバックグラウンドで記録し、データを表示するので、食事やムードなどのアイテムやコメントを追加したりして、目標に向かって前進し続けることができます。

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▲UP
https://jawbone.com/up/international

UPのようなリストバンド型ガジェットは非常に注目が集まっています。ヘルスケアの分野ではユーザの情報を集めるために 、このようなガジェット型端末でデータを集めるアプローチが有効でしょう。

ヘルスケアガジェットが普及した後に予想できる未来としては、集まったユーザデータをいかに共通化して集約し、活用するかということだと思います。集まったユーザのヘルスケアデータを活用するビジョン・Web戦略は非常に重要な視点になるでしょう。

医師に相談できるQ&Aサイト「AskDoctors(アスクドクターズ)」

病気になって困ったときには、まずお医者さんに相談したいのではないでしょうか?「AskDoctors(アスクドクターズ)」は医師にインターネットを通じて相談できる、日本有数の成功しているWebサービスの一つです。サービスの概要は下記です。

現在、医療の進化に伴い様々な治療法が生まれていると同時に、患者さんのライフスタイルや考え方も多様化しています。患者さんおよびそのご家族の方々とm3.com会員医師の皆様との質疑応答の場を提供したいと考えています。

本サイトの医療/健康相談はあくまでインターネット上での相談であり、医療行為となる診療行為及び診断は一切行っておりません。あわせて診療行為またはこれに準ずる行為を目的として利用することはできません。ユーザは自己の責任においてこのサービスを利用し、必要ならば適切な医療機関の受診等、自身の判断で行ってください。実際に医療機関を受診する際も、治療方法、薬の内容等、担当の医師によく相談、確認するようにお願い致します。  本サイトの利用、相談に対する返答やアドバイスにより何らかの不都合、不利益が発生し、また損害を被った場合でも弊社はその一切の責任を負いませんので予めご了承ください。

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▲AskDoctors
http://www.askdoctors.jp/

このサービスは、日本トップの医師向けWebサービスを提供しているエムスリー株式会社さんだからこそできるサービスでしょう。Q&Aサイトのような「質問者」「回答者」の双方が必要なマルチサイドプラットフォームは、強力な会員DBの強みが活きるカテゴリです。病人にとっても気軽に医師に相談できることは非常に価値があり、20万人以上の有料会員を集めているとの事です。

「病人」と「医療従事者(医師など)」を繋げるマルチサイドプラットフォームは、非常に需要があり、今後数多く生まれる期待の分野です。この分野をつくることを考えているStartupは、「病人 x 医師」以外の組み合わせについても検討し、提供するサービスがどの様に双方のユーザを集めるか、Growth Hackの戦略を入念に考える必要があるでしょう。