40年以上続く「消費者の立場からみた医療問題」とは

日本の医療問題を調べる中で、昭和46年に国民生活審議会会長がまとめた文書を発見しましたので下記に紹介します。昭和46年(1971年)という、40年以上前から続く日本の医療問題に気づくことでしょう。

1 健康管理体制の不備
2 医療に接するに当っての問題
ー(1) 医療の選択に関する情報の不足
ー(2) 身近かなホームドクターの欠如
ー(3) 緊急時における受診の困難性
ー(4) 公的病院の不足
ー(5) 保険診療拒否のおそれ
3 医療の内容に関する問題
ー(1) 医療サービスの質的低下
ー(2) 医療の質の管理の欠如
ー(3) 高度医療への接近の困難性
ー(4) 所見処置等に関する情報提供の不足
ー(5) 患者負担の過重
4 医療を受けた後の問題
5 意見の反映と教育
ー(1) 医療を受ける側からの意見の吸収の不足
ー(2) 医療に関する一般的な教育の不足

40年以上続く病人の問題

上記の中でも、現代の病人でも共通する問題として「医療の選択に関する情報の不足」「身近かなホームドクターの欠如」「医療を受けた後の問題」「医療に関する一般的な教育の不足」が挙げられると思います。

つまり40年前から変わらない病人の問題は、「医療に対して無知であり、自分が医療を受ける適切な選択ができない」ことではないでしょうか。

病人は自分が病気になって突然、病気や医療という難問の当事者として向き合うことになります。そして、病気に関して分からない、相談する相手もいない、どうしたらいいのか分からない、という絶望的な状況に陥るのだと思います。

 

病人の問題の解決策

この病人の問題を解決するには、上記の問題の逆を考えれば良いのではないでしょうか。つまり、「医療の選択に関する情報の提供」「身近かなホームドクター(相談相手)の提供」「医療を受けた後の疑問・不満の解消」「医療に関する一般的な教育の提供」です。

例えば、Ask DoctorsというWebサービスは、ネット上に「質問できる身近なドクター」を提供して人気を集めています。これらの40年以上前から変わらない根源的な問題を解決する手助けになる、病人のためのWebサービスが求められているのではないでしょうか。

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