カテゴリー別アーカイブ: 団体

精神に障がいがある方の家族が結成した「みんなねっと」

病人と家族との関係を調べる中で「みんなねっと」を見つけました。「みんなねっと」は精神に障がいがある方の家族が結成した家族会です。下記に団体概要を紹介します。

公益社団法人全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)は、精神障がい者の家族の全国組織です。全国組織の歴史は50年近くになりますが、一旦解散し、平成19年に当会が発会し再スタートしました。

現在全国に約1200の家族会があり、約3万人の家族会員が、さまざまな地域で交流し活動しています。各地域の家族会は47都道府県連合会を構成し、連合会は当会の正会員となっています。家族会の目的は、家族がたくさんつながって気持ちをわかち合い、みんなが笑顔になり、元気になることです。また国や地方公共団体に働きかけて施策を良くし、家族や本人が地域の中で安心して暮らせるようになることです。

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▲みんなねっと
http://seishinhoken.jp/

病気になった本人だけでなく、病人の家族にも多くの悩みや問題をもたらします。この団体のような「家族会」が果たす役割が上手く機能すれば、病人の家族が抱える問題を解決する手助けになると思います。現在は様々な家族会が存在しており、自分に合った家族会を見つけることも困難でしょう。家族会の機能をより効果的にするWebサービスがあれば、助けられる病人の家族がいるはずです。

35歳以下の若年性がん患者団体「STAND UP!」

がん患者の団体を調べる中で、若年性がん患者の方向けの団体「STAND UP!」を見つけました。「STAND UP!」は35歳までにがんになった人が入会資格のある団体です。団体の活動理念は下記です。

活動理念

  1. STAND UP!!は若年性がん患者が、楽しく交流を深められる場所、みんなにとって、気軽に悩みを打ち明けたり、がんについて明るく気兼ねなく話せる場所を目指します。そしてその若年性がん患者の輪を広げることで、一人で若年性がんと闘ったり、悩んだりしている人をなくすことを目指します。
  2. STAND UP!!は、若年性がん患者への支援が遅れている現在の社会の状況を踏まえ、フリーペーパーの発行やがん啓発イベントへの開催・参加等を通じて、積極的に若年性がんに関する情報を発信します。
  3. STAND UP!!は若年性がんに関する情報発信を通じて、今まで語られてこなかった若年性がん患者の思いを社会に届け、がんになっても、がんと闘い、向き合い、そしてがんと共に生きていける社会環境づくりを目指します。

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▲STAND UP!
http://standupdreams.com/

「がん」という同じ病気になっていても、年齢によって抱えている悩みも異なるでしょう。この団体のように、年齢などの様々な属性の患者間で繋がりたいという病人のニーズは間違いなく存在します。病人同士が繋がり、助けあうWebマッチングサービスが今後出てくるかもしれませんね。

日本ジェネリック製薬協会とは

日本ジェネリック製薬協会は、ジェネリック医薬品の普及に取り組んでいるジェネリック医薬品メーカーの団体です。そもそも、ジェネリック医薬品とは何でしょうか?「効き目、品質、安全性が同等な薬でありながら、低価格」ということが一般的に認知されている特長でしょう。

下記がジェネリック医薬品の詳細の説明です。

お薬は、医療用医薬品と一般用医薬品の2つに分けられます。医療用医薬品は医師の診断によって処方されるお薬のことで、患者さんが自由に購入することはできません。これに対して一般用医薬品は、いわゆる市販薬(大衆薬・OTC1とも呼ばれる)のことで、薬局・薬店などで直接購入できるお薬です。
さらに、医療用医薬品は新薬(先発医薬品)とジェネリック医薬品(後発医薬品)に分けられます。新薬は、10~15年もの歳月と、数百億円以上といわれる費用をかけて開発されるので、開発した製薬会社は、特許の出願によりおよそ20~25年間(特許期間)そのお薬を独占的に製造・販売する権利が与えられます。けれども、特許期間が過ぎると、その権利は国民の共有財産となるため、他の製薬会社から同じ有効成分を使ったお薬が製造・販売されるようになります。それが、ジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品は、新薬と同じ有効成分を使い、効き目、品質、安全性が同等なお薬です。厳しい試験に合格し、厚生労働大臣の承認を受け、国の基準、法律に基づいて製造・販売しています。さらに、製品によっては、服用しやすいように大きさや味・芳香などを改良したジェネリック医薬品もあります。

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日本は2018年度までに、ジェネリック医薬品のシェアを60%以上に引き上げるという目標を掲げています。廉価なジェネリック医薬品のシェアが向上すれば、国の医療負担費用も減ります。日本ジェネリック製薬協会は、ジェネリック医薬品の普及を促進する重要な使命をもった団体です。

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私も調べてみて分かったのですが、医療関係者には非常に多くの団体があります。これは利益を追求する市場原理で動く株式会社と異なり、医療という社会福祉に関する分野のためこのような団体が数多く存在するのでしょう。しかし、こういった多くの団体があることによって生じる問題も発生していると思います。どんな問題があり、どの問題であれば解決できるのか、実際の現場の状況を把握することが重要になるでしょう。

日本の「三師会」とは

「三師会」という言葉を聞いたことはありますか?「三師会」とは、「日本医師会」「日本歯科医師会」「日本薬剤師会」の3つの団体のことです。それぞれの団体について、下記に紹介します。

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▲日本医師会
・会員数:約165,000人。全医師の約6割強。
http://www.med.or.jp/

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▲日本歯科医師会
・会員数:約65,000人
http://www.jda.or.jp/

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▲日本薬剤師会
・会員数:約97,000人
http://www.nichiyaku.or.jp/kokumin.php

それぞれ、お医者さん・歯医者さん・薬剤師さんの団体ですが、市民のための情報も発信しています。一般市民は、なかなかこれらの団体への認知・関心がないと思いますが、市民とこれらの団体が上手く繋がることができれば、必要とする医療情報の格差が埋まってくるのではないでしょうか。

日本医師会の組織構成について

医師の組織について考える中で「医師会」について少し調べてみました。日本医師会の組織図が非常に分かりやすいです。

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・日本医師会:世界85カ国の医師会で組織された「世界医師会」に認められた日本で唯一の医師個人資格で加入する団体
・都道府県医師会:全国47都道府県の医師会の会員をもって組織する団体
・郡市区医師会:全国約920地域の医師会の会員をもって組織する団体

上記のように、地域毎に組織化されています。例えば東京都医師会のWebページを見ると、都民にとっても非常に有益な地域の医療情報も発信しています。医師にとって、それぞれの医師会のどのような「価値」があるか、非常に興味深いので今後また調べたいと思います。