日米の医療費・医療システムの問題

アメリカの医療費が高すぎるという話題はありますが、実際にどの程度の医療費か、ご存知ありますか?最近話題になった「アメリカの盲腸手術請求書」をご紹介します。

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2013年11月17日
請求合計額        $55,029.31(約550万円)
調整          -$43,909.78
お客様の支払うべき金額  $11,119.53(約111万円)
【1ドル=100円で換算】

Sutter General Hospitalをお客様の治療にお選びいただきありがとうございます。保険会社の請求額について支払い手続きが行われましたが、それを差し引いた残高についてはお客様の責任でお支払いいただくことになっています。
全額を早急ににお支払いください。

盲腸の医療費で111万円です。日本では、高額医療費制度がありますので、手術しても月で約10万円以内で収まるでしょう。つまり、アメリカと比較して日本の医療費は10分の1で済んでいるのです。さらに、この請求書の内訳は下記です。

2013年10月1日のご利用明細
部屋とベッド使用料    $ 4,878.00(約 49万円)
薬            $ 2,420.50(約 24万円)
検査室の使用料      $ 1,408.00(約 14万円)
回復室の使用料      $ 7,501.00(約 75万円)
医療・手術器具の使用料  $ 6,428.75(約 64万円)
CTスキャン        $ 6,983.00(約 70万円)
緊急室の使用料      $ 2,703.00(約 27万円)
点滴           $ 1,658.00(約 17万円)
その他の治療サービス   $ 210.00(約 2万1千円)
麻酔           $ 4,562.00(約 46万円)
手術室サービス      $16,277.00(約160万円)

合計支払額        $55,029.31(約550万円)

支払調整
保険金手当       -$37,448.31(約-370万円)
個人保険手当      -$ 6,461.47(約- 65万円)

元々の請求金額が550万円で、保険により435万円引かれています。もし、手術をして550万円請求されたら、どうされますか?そもそも、もし550万円請求されると分かっていたら、手術を受けますか?もし、家族の手術が必要になったら、どうされますか?

アメリカの医療システムは崩壊しています。日本の医療システムはどうでしょうか?世界的にも日本の皆保険制度は評価されている、国民のための優れたシステムです。しかし、その皆保険制度により日本の医療費は膨大になり、1000兆円を超える借金大国になっています。もし理想的な医療システムをつくれるとしたら、「誰のための」「どんな」システムにすべきか、じっくり考えるべきテーマではないでしょうか。

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